2024.12.27
2025年3月21日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開となる、甫木元空監督最新作『BAUS 映画から船出した映画館』の総勢16名に及ぶ追加キャストと、14点の場面写真が一挙解禁となりました!
約90年という長い歴史を描く本作を支えるキャストのみなさん。吉祥寺バウスシアター創設者である本田拓夫をモデルにしたタクオ役には鈴木慶一。早くしてこの世を去ってしまったタクオの娘・ハナエ役を橋本愛、サネオやハジメが通うおでん屋台の大将役を光石研、ハマの母で、井の頭会館を一緒に切り盛りするタネ役をとよた真帆が演じます。
◆ 鈴木慶一(タクオ役)
素晴らしい作品と監督とそのチームに出会いました。
多分、私の最長出演時間の一二を競う映画『BAUS 映画から船出した映画館』
100年近く劇場にかかわる家族の歴史の映像に参加できてとても嬉しいです。
実際に出演したり、観に行ったりしたシアターの物語、さらに私の個人史を語らせていただくなら、
父親が戦後すぐ、井の頭公園付近での劇団の公演を観て「入らせてください」と飛び込んだことや、
母親はムサシノ市で生まれ、吉祥寺で映画ばかり観ていたことを撮影中思い出していました。
この映画の中には通りすがりの両親がいる、そんな気持ちでした。
甫木元監督他、スタッフの若さと偉大さに(菊池信之さんのお達者も含めて)ほれぼれしたのです。
青山真治監督はバーで一度お会いしましたが、お話し出来なかった。しておきたかったな。
そして本田拓夫さんに感謝いたします。
この映画のピースの一片 鈴木慶一 moonriders
◆ 橋本愛(ハナエ役)
若くして亡くなってしまった一人の女性、その魂は、幻ではないと思いました。
今もあなたに語りかけ、今もあなたと旅をし、あなたと同じ夢を見る。
映画も、映画館も、肉体こそ失われたとしても。
◆ 光石研(大将役)
逝去した青山真治監督が撮る予定だった本作を、教え子で愛弟子の甫木元さんが監督した。
そんな「重い継承」。
現場はさぞかし混乱し、右往左往していると思いきや、監督を中心に若きスタッフ達は、軽やかに楽しく進んでいた。
青山映画を回想しつつ、甫木元フレイバーを纏い、天翔る映画になっていた。
ふと、青山監督のデビューと甫木元監督が重なった。
◆ とよた真帆(タネ役)
“映画を中心に生きる人”の数々の人生。アーティストでもあるホキモトソラ監督のリズミカルな表現で長い年月を一緒に駆け抜けられた。どんな人の人生も振り返れば愛おしい一本の映画みたいだと思う。
そして14点の場面写真が解禁に。染谷将太さん演じるサネオがムサシノ映画劇場でスピーチをする晴れやかな表情や、峯田和伸演じるハジメが三味線を手に活弁に挑む様子など……戦前に建てられた井の頭会館が形を変えながらどのように多くの人々に愛される映画館になっていったのか、その波瀾万丈な毎日を予感させる内容となっています。
染谷将太 峯田和伸 夏帆
渋谷そらじ 伊藤かれん 斉藤陽一郎 川瀬陽太 井手健介 吉岡睦雄
奥野瑛太 黒田大輔 テイ龍進 新井美羽 金田静奈 松田弘子
とよた真帆 光石研 橋本愛 鈴木慶一
監督:甫木元空
脚本:青山真治 甫木元空 音楽:大友良英
原作:「吉祥寺に育てられた映画館 イノカン・MEG・バウス 吉祥寺っ子映画館三代記」(本田拓夫著/文藝春秋企画出版部発行・文藝春秋発売)
企画・製作:本田プロモーションBAUS boid
制作プロダクション:コギトワークス
配給:コピアポア・フィルム boid
©本田プロモーションBAUS/boid